先日の身長の話だけでは、ただの嘘つきに思われてしまう山下氏。
ですので、簡単ではありますが、彼の日常を書いてみようと思います。
朝、定時を数分過ぎた頃に出社。
これは遅刻と言うものではないのであろうか?
…ある時、疑問に思ったので本人に聞いてみることに…
『いつも、遅刻ですよね?』
『あ?ああ、俺は平気なんだよ』
…ん?この男はなんの根拠があってこう言う発現が出来るのであろうか?
『え?でも毎日ってのはマズいんじゃないんですか?』
『あ?平気だって言ったろ?
それに社長達だってタイムカード見ると遅刻時間じゃねぇかよ』
…社長達は毎朝定時20分前には出社しているよ。
タイムカードが後回しになっているからそう見えるだけだろうに…
みんな知ってるから問題にはならんよ。
甘いことを言うのであれば残業だってしっかりしてるしね。
午前中、出社1時間は妙に忙しい山下氏。
理由といえば前日に何もしないで帰るおかげで翌朝には仕事が待ったなしの状況になっています。
『山下さん、前日中に済ませてくださいって言ったじゃないですか!!』
『これ間違っていますよ?毎日何をしているんですか?』
『山下さん、まだですか!?』
『山下さん!!どうしたら東京都市川市なんて住所を書けるんですか?』
『山下さーん!!』
…これだけの騒ぎを毎朝用意できる男はすごいなぁ。
しかし本人は、
『あ、そうか?悪いな』
(上司様と社長様には『あ、そうですか?』)
『あ?いまやってるよ』
(上司様と社長様には『あ、今やってます?』)
のみ、馬耳東風でやり過ごします。
…大体こんな感じで午前中が終了。
昼食、前任、そのまた前任が始めたのかは知りませんが、パソコン操作の新入りが山下氏の席を用意すると言う暗黒のルールが用意されています。
暗黒のルールがえらくお気に入りなので席が出てくるまで立って待っています。
おっさん、おっさん、ワタクシはお昼時間まで仕事食い込んでますがな…
どうしようもなく忙しい時は自分で用意するようですが、吉田先輩曰く、随分と不満に満ち満ちた表情で
『ちっ』
と舌打ちするそうです。
…たかだか席ごときで何を言うのであろうか?
そして昼食時の会話ですが大概が…
A.過去の栄光の話。
・学生時代に遊んでいたと言う話。
・大学卒である話。
・昔の会社では仕事を頑張ったという話。
・etc…
B.間違ったニュースの話。
・北海道が開花した頃に『ようやく今年も桜が開花したな』と言う事はざら。
C.1年間を通して会社と上司様、社長の悪口。
・春にはお花見の、夏には夏休みの、秋には社員旅行の、冬には年末年始等四季折々のいつも同じ悪口が毎年聞けます。
しかし、ニュースの話は一応毎日更新されるのでマシですが、
AとCは申し訳ないのですが情報が更新されないのでハッキリ言って苦痛です。
特に登場人物もわからないAが一番の苦痛であると言わせてもらいたい。
そして、昼食後悪しき因習であるかのように席の後始末までさせる山下氏。
…とんでもない男である。
午後、昼食時とはがらりと変わりまったく輝かない男に生まれ変わる。
理由としては輝いていると仕事が回ってくると言う経験上の行動らしい。
輝かなければ必要最低限の仕事のみで済むと言う持論だが、
仕事の絶対量はある訳で一人の人間がしないのであれば当然他にいくものであるが、
山下氏は一切気にも留めないのだからすごい。
すぐさま仕事には取り掛からず、上司様からお小言がくるまでサボるのもすごい。
大概はその際に山下氏が大好きな『年功序列』と『最終学歴』の話になる。
『上司様いるだろ?あいつ年下なのに生意気なんだよな!!』
だの
『吉田君は専門卒だけど、
俺はまあ…偏差値は低いけど大卒だからさ!』
と毎日言ってくる。
これはもしや、年下で専門卒のワタクシに対する予防線なのかと勘繰ってしまいます。
とりあえず、一言言わせてもらえるのなら
し つ こ い
につきます。
夕方、定時の30分前辺りから挙動が不振になる山下氏。
この頃から、時計を頻繁に見るようになる。
そして、この時間を過ぎた頃から仕事の一切を放棄し始める。
『この仕事、明日でいいよな?』
といい始めます。
大概、全員が日常のことなので諦めていますが、吉田先輩は数少ないウォーリアー。
『駄目ですよ!4日で100件の作業、
今日10件しかやってないじゃないですか!!』
とハッキリと物申しますが…
『あ、後3日で90件だろ?一日30件やれば平気だろ?』
…1日に10件しか出来ない人間が何を言っているのであろうか?
『やれるのなら構いませんけど俺は手伝いませんからね』
『あ!?ああ、わかってるよ』
と、ウォーリアーですが、何を言っても通じないので無理。
他には
『俺、あなたが作業終わらせるの待っているんですけど…、
あなたの後で俺が作業するの知ってますよね?』
『あ?ああ、知ってる。でも俺は帰る。』
『駄目ですよ!納期まで時間ないんですから、
あなたの後の事考えてくださいよ。俺の時間ないんですよ』
『あ゛?わかったよ。
仕方ないからとりあえず少しだけやっていってやるよ』
…これでも定時を10分くらい過ぎると帰っています。
普段どおりなら、定時5分前になると席に姿が見えなくなります。
その後、定時まで玄関付近をうろつき、定時とともにタイムカードを押して帰宅。
結局、仕事をやりきらない上に、定時1時間前に始めた仕事は大抵帰りたい気持ちで一杯なのでミスを当然しています。
これが翌朝の午前中に襲い掛かってきます。
その後、以前興味があったと言うか、昼間のABC以外の話がよかったので定時後の話をしてみました。
『何で早く帰るんですか?』
『馬鹿だな、会社なんて居れば居ただけ仕事が増えるだけだぜ?早く帰るんだよ』
『あ、いえ、そうではなくていつも早いですけど予定とかあるんですか?』
『飲めないけど週に3回は昔の友達と飲み会してるんだよ』
『週3ですか!?』
『おう、週3だ。後は最近の趣味で秋葉原の巡回をしてる』
『はぁ、そうっすか…』
…早く帰って飲めない飲み会に出るために仕事しないで帰るんかい…
いくら予定とはいえ、毎週3回もしているのだから仕事はして欲しい次第でした。 |